幸せになりたい!
そうボヤいた経験はないだろうか?
私はあるし、なんだかよく聞くセリフな気もする。(特に女性に多い印象)
そんな私たちにはこんな問いがくるはず。
「そもそも、幸せの定義は?」
「何をもって『幸せ』として考えてるの?」
・・・たしかに。その答え無くして何が幸せになりたい、だよ!
今回は私なりの「幸せの定義」について気づいたことがあるので書き留めておきたい。
幸せになりたいなら自分なりの「幸せの定義」を
幸せが何かを考えずに、幸せになりたいと生きている人は「目的地なしにただガソリンを使って走る車」のような状態だと思う。
どこに向かうでもなく出発して、でも本当の意味で前には進んでいなくて。
アクセルを踏む足はただただ疲れて、カーナビもセットできない。エンストか故障がくるまで止まれない時間。。
つまり「幸せになりたい」ならまずその定義を定めることが1つのスタートラインだと思うのです。
さて本題。つい先日まで私の中の「幸せ」の定義って
・南国の島で過ごしてる
・美味しいグルメを食べている
・お金持ってる、有り余ってる
・モテる
などの、自分が思い描くハッピーな「状態」のことだった。でも結論、、
「幸せ」とは
自分の理想とする「状態」ではなく日々の「心のあり方」と「過程」
なのかもと気付いた。ここから少し脱線するが、そう気付いたきっかけを語らせてほしい。
「状態」ではなく「意思とそのスキル」
実はある本で「自己認識」と言う言葉の定義を知ったのがはじまりだ。
そもそも「自己認識」とは聞き慣れない単語だと思うので、まずはネットに転がってる説明を載せたい。
●自己認識とは
・自分自身の人格や個性を経験すること
・自分の人生を充実させたりキャリアを考えたりする上で、自分自身の性格や能力、思考方法、感情などを明確に理解すること。
つまり、自分が「どのような人間か」を把握(自己認識)していると、仕事や日々の生活において、どのように物事を成し遂げていくかといった戦略が明確になるので人生が充実したりキャリアに活かすことができたりするのだ。
※参考文献
自己認識力とは?高いことのメリットやポイントについて解説
9割の人が「自分の強み」を知らないという残念「正しい自己認識」ができれば人生は好転する
こういった説明があまり腑に落ちない中で、こんな表現に出会った↓
●自己認識とは
「自分を理解している状態」ではなく「自分を理解しようとする意思とそのスキル」
つまり、自分はこういう人間だから、と決めつけることはせず、環境も変化しているのだから一定の状態でとどまることをせず、常に自分自身も変化し続けて、それを理解しようとし続けることが正解。だということ。
ここで私が刺さったのは「状態」ではなく「意思とそのスキル」という表現。
「状態」というとなんだか”現状維持”だったり”ゴール”を彷彿させるが、「意思とスキル」は自分で進む方向を決めてそのための手段を模索してるようでなんだかとても前向きに感じた。
そうこう考えているうちに、自分が普段「状態」だと思い込んでいる他の言葉も再定義できるかもしれない、自分の中でアップデートできるかもしれないと思ったのだ。
そこで真っ先に出たのが、「状態」の最たる代表ことば「幸せ」。
Googleさんの「幸せ」
「幸せとは」でGoogle検索かけてみると、GoogleAIや様々なサイトが答えてくれるが、基本は「どういう状態か」という回答で溢れている。
ひとことで言うと「その人にとって不満がなく、望ましい状態」らしい。
もちろん、状態も幸せを感じる1つの定義かもしれないけどなんだか「ひととき」のものに過ぎないように思えた。
幸せは一時的な状態ではない
例えば、美味しいグルメを食べまくれる状態が幸せと思う人の場合、
バイキングに行って最初は超ハッピーでも、90分後はもう食べれない、苦しい、となっているかも。
お金持っている状態が幸せに思う場合でも、余りあるお金を持ち続けていることに幸せや感謝は感じなくなっているかも。
きっと幸せってそういう一時的なことではない。
美味しいものが食べらえることやお金を持っていること自体じゃなくて、
・家族旅行に行ってお互いに温かい気持ちになることや、
・お金がなくても夫の感謝の言葉が日々溢れていて毎日が楽しかったり、
・友達の誕生日を祝ってワクワクを共有したり、
・ペットの寝顔に癒されたり、
・自炊がうまくいってルンルンな気持ちだったり、
・営業数字をクリアして達成感と高揚感を味わったり、
・四季を感じてほっこりしたり
・かわいい雑貨を見つけて「あの人に似合いそうだなー」とか妄想してドキドキしたり。
そんな「心のあり方」が幸せだと思った。
実際これは戯言ではなく「positive psychology」という学問では科学的に実証されている。
→これについては後日また記事を上げたい。。
そして、「心のあり方」だけではなくなりたい姿や目標に向かって日々生きる「過程」も大切にできると死ぬまでの日々ぜーんぶ「幸せ」なんじゃないかと思った。
もし幸せ=「過程」ではなく「状態」だとすると、自分の理想の状態に永遠に届かない人は、一生不幸だと勘違いして生きることになり、死ぬ直前にかろうじて幸せを感じて終わるのかもしれない。
そんな人生いやすぎる。
本当はずーっと目の前に「幸せ」はあったのに気づかず拾わず腐らせていく。
だから、私は「幸せ」とは自分の理想とする「状態」ではなく、日々の「心のあり方」と「過程」にあるのではと考えた。(そうであってほしい、という思いもある)
「私、いま結構幸せかも」のススメ
些細な四字単語(自己認識)からここまで考えを広げただけなのでころっと明日には変わってるかもしれないし、私が正解じゃないのかもしれない。
今回あくまで私の現時点(2023.10.11)で考えた定義を共有したかった。
さいごに、あなたにとっての「幸せ」とは何?
「幸せになりたい」とふと思ったら、「私にとっての幸せとは」を考えてみてほしい。
今後変わっても大正解。人それぞれ違って大正解。
今のところ、私にとっての幸せは、
・猫を愛でて癒されて、
・月に1回は親を笑顔にする時間を設けられて、
・鏡を見て「かわいい」と思える自分を創造できて(笑)、
・自分との約束を守れた達成感を感じながら、湯船に気持ちよく浸かって、
・美味しいラーメンや白子の天ぷらやお寿司を食べた瞬間、、など
こう考えると、結構今幸せかもしれない。
騙されたと思ってやってみて。
幸せな瞬間を思い浮かぶ限り挙げて、
「私、今けっこう幸せかも。」
そうつぶやいてみる。
きっとあなたはもう幸せを感じられる人になっている。
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